もう後には戻れない。そう思うと、消えてなくなりたい気持ちが芽生える。この気持ちが無くなれば、どれだけ楽になることか。そんな風に落ち込むことがある。
もっと良い人生を送りたかった。そうやって人の人生を羨ましく思うことがある。
たしかに辛いかもしれない。でも。辛いも楽しいも、自分という心じゃなかったら感じれなかったはずだ。他のだれとも違う心。世界で一つだけの心。
これから先、辛いだけの人生なのかもしれない。まずくて、塩っ辛い人生なのかもしれない。でも。自分が今味わっているその感情は、死んじゃったらもう一生味わえない。
最後まで。ゆっくりでいい。よく噛んで、味わおう。